1873年創業のフィンランドの代表的陶器メーカー。もともとはロールストランド社の子会社だったアラビア社は、画家をデザイナーに起用するなどして1916年に独立。1945年に、「フィンランドデザインの良心」と賞賛されるカイ・フランク(Kaj Franck)が主任デザイナーに就任してから次々に芸術性の高い作品を発表し、世界的に知られる陶器メーカーとなりました。アラビアの作品の特徴を一言でいえば「シンプルで実用的、かつ美しいデザイン性」。あくまで実用性を重視したデザインはとても使い勝手がよく、そこに美しいアートが加えられているアラビア社のテーブルウェアが、今でも世界中で愛されているのは当然のことかもしれません。コーヒーの消費量が世界一のフィンランド。その国の最大陶器メーカーが作るテーブルウェアを、一度手にしてみたくはないですか。